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国立大学のインプットとアウトプット

ここでは、国立大学等の運営費交付金に対する研究資金の状態(インプット)及び運営費交付金に対する論文や特許などの研究開発成果(アウトプット)を比較する。 なお類型を選択することによって、類似した国立大学法人間で比較が可能となる。

左図はインプットを示し、X軸を運営費交付金とし、

  1. 研究資金の獲得に関する指標として、研究資金(受託研究収益、受託事業収益、寄付金収益の合計)
  2. 研究に対する費用の大きさの指標として、研究経費
  3. 研究環境の予算面の指標として、教員一人あたりの研究経費

の3つの指標からY軸を選択できるようにしている。

右図はアプトプットを示し、X軸を運営費交付金とし、

  1. TOP1%にランキングされる論文数
  2. 被引用回数(TOP1%にランキングされる論文)
  3. 1論文(TOP1%にランキングされる論文)あたりの被引用回数
  4. 特許公開件数

の4つの指標からY軸を選択できるようにしている。

» インプット «
類型:
年:
データ:

» アウトプット «
類型:
年:
データ:

※グラフ上を四角くドラッグして選択すると、その部分が拡大表示されます。
(元に戻す場合は右上の『Show all』をクリックしてください)

インプット側でみると、研究資金(受託研究収益、受託事業収益、寄付金収益の合計)について、毎年東京大学が大差をつけて1位であり、以下京都大学、大阪大学、東北大学、九州大学と続き、これらの大学でトップ5を独占している。

研究経費については、同じく東京大学が飛びぬけており、京都大学、東北大学、大阪大学、九州大学と続き、TOP5を独占している。

それに比べ、教員一人あたりの研究経費については、様相が変わり、
2008年は、東北大学、東京大学、東京工業大学、京都大学、名古屋大学
2009年は、東北大学、東京大学、東京工業大学、九州大学、京都大学
2010年は、東北大学、東京大学、東京工業大学、九州大学、京都大学
2011年は、東京大学、東北大学、東京工業大学、大阪大学、京都大学
と、変化がみられる。

アウトプット側でみると、2011年に被引用回数TOP1%にランキングされている論文数が最も多いのは、東京大学で90本、京都大学が83本、大阪大学が62本と続く。 この順位にここ3年間変化はない。 インプット側の額の大差に比すると、京都大学は健闘している。

TOP1%論文の被引用回数においても、トップ3の順位に変化はない。

同じく一論文(TOP1%にランキングされる論文)あたりの被引用回数となると、件数が少なくても被引用回数が多い論文がある大学の方が優位となり、毎年順位の入れ替わりがある。

特許公開件数については、「グループA:大規模大学」「グループB:理工系中心大学」が強く、その中においては、 2008年は、東北大学、東京大学、大阪大学、東京工業大学、京都大学
2009年は、東北大学、東京工業大学、東京大学、大阪大学、広島大学
2010年は、東北大学、東京大学、東京工業大学、大阪大学、名古屋大学
2011年は、東京大学、東北大学、東京工業大学、大阪大学、名古屋大学
と変化がみられる。

出典

「大学四季報」(東洋経済新報社)、Thomson Reuters "Essential Science IndicatorsSM"(2001-2011)、特許行政年次報告書2008年版~2011年版を基に、JST J-GLOBAL foresightにて情報事業が集計

J-GLOBAL foresight