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テクノロジーリンケージ

テクノロジーリンケージとは、パテントファミリー及びパテントファミリーに引用された文献との関係をそれぞれのパテントファミリー及び引用文献が重点8分野(ライフサイエンス、ナノテクノロジー、環境、情報通信、社会基盤、エネルギー、フロンティア、ものづくり技術)等の分類において、科学技術分野のどこに分類されているかを分析するものである。

パテントファミリーに現れるテクノロジーの分野と引用文献に現れるサイエンスの分野の関係が分かる。

特許における「テクノロジーとサイエンスのリンケージ(Technology–science linkages)」については、OECDにおいても"OECD Science, Technology and Industry Scoreboard 2011[英語]" の「知識とのつながり(Connecting to Knowledge)」で議論されている。 特許の引用(後方引用:backward citation)に対する特許の被引用(前方引用:forward citation)の割合、特許の引用文献数の分野別のシェア等について指標を導出している。 また、特許の後方引用数に対する特許の引用文献数の割合についての指標は、特許の発明とサイエンスの知識とのつながりの深さを表し、特許の前方引用については、他の技術の発展に対する任意の特許の重要性について議論できるとある。

特に、バイオテクノロジー特許においては、特許の後方引用数に対する特許の引用文献数の割合が高いことから、バイオテクノロジー特許の発明はサイエンスの知識とつながりが深いとOECDは分析している。

日本においては、独立行政法人経済産業研究所の玉田俊平太らが「重点4技術分野におけるサイエンスリンケージの計測PDF:153.2KB)」により、日本の特許を対象に、バイオテクノロジー、ナノテクノロジー、IT、環境の4分野について、サイエンスリンケージ(特許1件あたりの引用論文数)について議論している。

テクノロジーリンケージにおいては、パテントファミリーの中で閉じた分析ではなく、パテントファミリーの引用文献一つ一つをThomson Reutersの"Web of Science®"の書誌とマッチングすることによって、パテントファミリーの引用文献それ自身がどの分野に分類されているかを見ている。 テクノロジーリンケージは、任意のパテントファミリーがサイエンスの何の知識をテクノロジーにつなげているか、テクノロジーの世界に影響力の高いパテントファミリーとサイエンスのどの知識とつながっているか等、様々な分析を可能にしている。

テクノロジーリンケージ分析データ

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