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Plan S対応のために、出版社がすべきこと(記事紹介)
2018年11月02日 | ヨーロッパ

世界の出版ビジネスに関する情報を発信するPublishers Weeklyは、10月25日、"Plan S' Aims to Transform Scholarly Communication—Will Publishers Be Ready?"(Plan Sの目的は学術コミュニケーションの転換―出版社は準備ができているか?)と題する記事を掲載した。これは、Wiley社のLiz Ferguson氏他へのインタビューを交えながら、Plan Sが出版社に与える影響や、Plan S対応のために出版社がなすべきことをまとめたもの。

 

本記事は、Plan Sの10原則に含まれる「著者による著作権の保持」「APC(論文掲載料)上限の設定」「ゴールドOA(オープンアクセス)の義務化」が出版界に与える大きな影響について言及。特に国や地域と結びついた人文・社会科学分野のジャーナルや、ほんの一握りのジャーナルに購読料を依存している学協会が大きな影響を受けると予想している。

 

また、世界のOAジャーナルの普及が低調なことから、出版社は欧州地域のPlan Sに対応すると同時にその他の地域向けの購読モデルを維持しなくてはならないことや、Plan Sの技術的要件(インデクシング、オープンライセンス、持続可能なアーカイビングと機械可読性、DOI登録、メタデータの改善等)を満たすためにソフトウェアベンダーと協調し、事業プロセスを見直す必要性などを指摘している。

 

[ニュースソース]

'Plan S' Aims to Transform Scholarly Communication—Will Publishers Be Ready? ― Publishers Weekly 2018/10/25 (accessed 2018-10-29)

 

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