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EU著作権指令改正案の修正案が図書館の活動や、デジタル人文学を脅かす(記事紹介)
2018年12月03日 | ヨーロッパ

欧州研究図書館協会(LIBER)は、11月26日、"EU Copyright Proposals Put Digital Humanities At Risk"(試訳:EU著作権指令改正案の修正案がデジタル人文学を脅かす)と題する記事を掲載した。

 

本記事は、9月12日に欧州議会で可決されたEU著作権指令改正案の修正案第6条を問題視している。著作権法により保護されている著作物の、「テキスト・データマイニング」「保存」「遠隔学習および教育」のそれぞれは権利制限規定(exception)として認められている。

 

しかし、同指令改正案には、同一の機関や組織において、上記の権利制限規定を組み合わせて利用することを禁じる内容が盛り込まれている。そのため、ある著作物を保存したら、それをデータマイニングや授業で利用することはできない。また遠隔学習および教育で利用した後、その著作物の保存はできない。これは図書館の仕事に支障を及ぼすだけでなく、デジタル人文学者の活動をも妨げると批判している。

 

[ニュースソース]

EU Copyright Proposals Put Digital Humanities At Risk ― LIBER 2018/11/26 (accessed 2018-11-27)

 

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