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STI Updates

英国: 公的助成研究成果OA化最終報告書が公表、反応さまざま(記事紹介)

6月13日付小欄記事「英国: 二兎は追えるか - 公的助成研究成果OA化検討部会の最終報告まぢか」で紹介したFinchグループによる最終報告書"Accessibility, sustainability, excellence: how to expand access to research publications"が6月19日、公表された。Executive Summary (PDF11ページ)はこちら、Full Report(PDF140ページ)はこちら

この報告書は、公的助成研究成果のアクセス性をより一層向上させるための方法を調査し、その行動計画を提示したもので、「Gold OAを推すも、移行により大学は毎年5,000万~6,000万ポンド(62億円~74億円相当)の追加費用が必要となる」などとしたもの。

これを受け、ビジネス・イノベーション省(BIS)国務大臣(大学・科学)David Willetts氏は、「公的助成研究成果の公開は政府の公約である。この包括的報告書は、政府のOA方針策定に対し大きく貢献する」と謝意を表した。Wellcome TrustもGold OAモデルに賛意を示した。 
    
報告書の内容や関係者の反応を報じた記事のいくつかを以下に紹介する(順不同)。

(公表当日の6月19日付)
●SciBlogs 
Finch report: Shift away from journal subscriptions
(Elsevier、Society of Biology、Nature Publishing Group、The Publisher's Association、Royal Society、IOP Publishing、Research Councils UK、Wellcome Trustの見解あり。いずれも「バランスの取れた報告書」として歓迎)
●Times Higher Education
Push for gold will cost millions, open-access report says
●Financial Times
Universities face £60m 'open access' bill

(公表前日の6月18日付)
●Science Insider
U.K. Panel Backs Open Access for All Publicly Funded Research Papers
(ブログがElsevierボイコット運動の発端となったTimothy Gowers 氏の批判― コスト低減より公開性に重きを置いている。論文処理料(APC)の上限に定めがなく、出版社に同情的過ぎるーも紹介)
●Mail Online
'Open access' move puts thousands of UK jobs at risk
(OA化で定評のある英国の学術出版業界がダメになるという業界の懸念を紹介)
●The Independent
Scientists must make research an open book

[ニュースソース]
上述