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世に出回る論文は、たった1%の研究者の業績(記事紹介)

PLOS ONEに投稿されたスタンフォード大学 疫学者John loannidis氏による論文"Estimates of the Continuously Publishing Core in the Scientific Workforce"に関するScience誌記事を紹介する。この論文はエルゼビア社Scopusデータベースに存在する1,500万人の研究者が1996年~2011年に出版した論文を分析したもの。

記事によると、150,608人の研究者が全論文の著者名の41%を占め、被引用率の高い論文のうち、87%の論文にこれら著者名が共著者として出現している。毎年1論文以上継続的に出版している研究者は、総著者数1,500万の1%に過ぎず多くは研究室の長と思われる。このことは科学研究における労働力の構造、安定性、脆弱性を意味する。著者として名前が出ることのない大多数の、特に若手の研究者の貢献に報いる支援策が望まれる、とloannidis氏はコメントしている。

[ニュースソース]

The 1% of scientific publishing - Science 2014/7/11