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生物医学文献における再現可能な研究の実践と透明性(論文紹介)
2016年01月08日 | 北米・中南米

PLOS Biology14日掲載の論文"Reproducible Research Practices and Transparency across the Biomedical Literature"(試訳:生物医学文献における再現可能な研究の実践と透明性)を紹介する。本論文のラストオーサーは "Why Most Published Research Findings Are False"(試訳:なぜ発表された研究成果のほとんどは偽なのか)で知られるJohn P. A. Ioannidis氏である。

 

本研究は、再現可能性と透明性の現状を評価するため、2000年から2014年に生物医学ジャーナルに掲載された論文から、441件をランダムに抽出し、分析した。結果は下記の通り。

 

・完全なプロトコルを提供していたのは1件のみであった

・全生データへのアクセスを提供する論文は1件もなかった

・追試研究はほとんどなかった(4件)

・後続の系統的レビューもしくはメタ分析にデータが含まれていたのは16件のみであった

・多くの論文には助成や利益相反に関する言及はなかった