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ハゲタカ出版社により実害を被るのは誰か(記事紹介)
2017年08月22日 | 北米・中南米,ヨーロッパ

ハゲタカ出版社と査読システムの問題を取り上げた記事"Who is Actually Harmed by Predatory Publishers?"(試訳:ハゲタカ出版社により実害を被るのは誰か)を紹介する。本記事はJournal for a Global Sustainable Information Society誌 Vol 15, No2(2017)に掲載された。

 

抄録

「ハゲタカ(Predatory)出版社」とは、査読と出版サービスに対する費用を請求するにも関わらず、実際にはこのような査読を行っていないゴールド・オープンアクセス(OA)学術出版社を言う。Jeffrey Beall(コロラド大学デンバー校図書館員)が近年明らかにしてきたように、この現象はメディアの注目を集めている。本稿では、多様な利害関係者から、このような詐欺行為により実際に被害を被っているのは誰かを考察する。考察の結果、世間的に認められている出版社は、このような行為が学術・科学的試みに損害を与える詐欺行為であると誇大に主張しているが、実際には査読システムそのものに大きな欠陥があることが既に認識されていることがわかった。


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