令和5年3月
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
情報企画部
JSTでは、日本の科学技術振興を目的として、資料および掲載された文献情報の積極的活用を図っております。近年のオープンサイエンスの世界的な高まりや国内における著作権法や個人情報保護法の改正など周囲の環境変化を踏まえ、ご提供いただいた資料を利用しております。
JSTが収集している資料は、主に以下の3つの目的で利用いたします。
1.文献データベースへの文献情報の登載等
2.文献データベース以外での文献情報の情報流通
3.情報資料館での資料の利用
収集資料の中からJSTが採択した記事(文献情報)は、JSTがデータ作成を行っている文献データベースサービス(JDream、J-GLOBAL等)及びその連携サービスに登載されます。
※JDream URL:https://jdream3.com/
(JSTが公募で選定した民間事業者がサービス運営しています)
※J-GLOBAL URL:https://jglobal.jst.go.jp/
両データベースサービスは多くの方に利用されており、優れた内容の記事や掲載誌の存在が、国内外に広く周知されます。本サービスを利用する研究者も多く、掲載記事が新たな研究の参考にされたり、引用文献として活用されることが期待されます。
通常、データベースに登載されるのは、以下の例1のように、標題(和文、英文)、著者名、著者所属機関名、資料名、巻、号、ページなどの書誌情報です。
【例1】書誌情報
また、著作権者様から著者抄録の利用許諾が得られている場合に限り、和文著者抄録をそのまま登載するか、英文著者抄録およびその和訳を登載することがあります。
【例2】著者抄録
この他、JSTが記事の内容に相応しい抄録やキーワード、分類、ID情報などの索引データを作成し、当該記事がデータベース利用者の検索でヒットしやすくなるようなデータ加工を行います。
【例3】JSTの作成する抄録・索引
一部の資料については、著作権法第47条の5に則り、記事の所在を案内するために本文情報の一部を表示することがあります。
【例4】本文一部表示
以上のように、JSTでは著作権法を遵守したデータ収録・利用を行うこととしており、 いずれの場合でも収集資料の記事の内容の全てが表示されるようなことは無く、利用者の求める情報が、当該資料に掲載されていることを知ることができる、案内データベースのコンテンツとして用いられます。
また、著者名・著者所属機関名等の個人情報について、JST文献データベースではあくまで当該記事の著者としての情報表示を行うなど、適切に用いられます。
<J-GLOBAL出版者サイトへのリンクサービス>
「J-GLOBAL」では、検索結果の回答表示画面からその文献が掲載されている電子ジャーナルのトップサイト、掲載誌(資料)の紹介・販売サイト、出版者様のホームページ等へリンクする「出版者サイト」サービスを設けています。文献データベースに登載されることによりデータベース利用者からのアクセスがご期待いただけます。
【例5】J-GLOBAL出版者サイト
JSTが収録した書誌情報(標題や著者名など)については、データベースサービス(JDream、J-GLOBALへの掲載や当該サービスの開発等を含む)以外においても、科学技術に係る政策分析や研究開発等への利用など、科学技術情報の流通・利活用を促進する目的の下、積極的に活用することといたします。
ただし、著者抄録は、資料発行者様から許諾いただいた範囲内でのみ利用致します。
JST情報資料館(東京都千代田区四番町5-3)は、著作権法第31条の適用を受ける図書館等として運営しています。
JSTが収集した資料(冊子、電子媒体等)は、JST情報資料館に一定期間保管され、著作権法に基づき、利用者に資料館内でのみ閲覧および複写サービスを提供しています。
JST情報資料館について詳しくは、下記をご覧ください。
前記1~3以外の利用に関しましても、JSTは著作権法や個人情報保護法、政府、文部科学省、文化庁等が定める法令・規則等を遵守しつつ、科学技術振興の実現のために有効な資料・文献情報の利用を検討・実施して参ります。
なお、JSTが本事業で収集した個人情報(文献の著者名など)の取り扱いについては、以下のWebページにポリシーを掲載しております。
URL:https://jipsti.jst.go.jp/about/pr/personal_info_jp/
科学技術の発展に貢献するべく、JSTの取組にご賛同いただくとともに、ご支援・ご協力を賜りたくお願い申し上げます。