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ヒッグス粒子に関する論文数の変化

Web of Science®(以下WoS)とEssential Science IndicatorsSM(以下ESI)に収録されているヒッグス粒子(Higgs Boson)関連の論文数について、その経年変化を見たものである。

ESIにおいて論文数が急速に増加する2008年は、素粒子物理学実験において、エポックメイキングとなった年で、史上最大・最高エネルギーを生み出す装置LHC(Large Hadron Collider)が完成した年である。 完成まで14年という歳月を要したといわれる。

WoSにおいては、1990年代ヒッグス粒子に関連した論文が増加している。 1989年にCERNの大型電子陽電子加速器(Large Electron-Positron Collider:LEP)において、104以上のZボソンを作り出すことに成功、さらにフェルミ国立加速器研究所(Fermi National Accelerator Laboratory[英語]:FNAL)の測定器(Collider Deterctor at Fermilab[英語]:CDF)のWボソンの質量とあわせて、電弱相互作用(※)のパラメーターを高い精度で測定することに成功したことが、この研究を大きく発展させるきっかけとなった。 LEPは2000年をもってその役割を終え、その後大型ハドロン加速器(Large Hadron Collider:LHC)へとその道を譲る。
1990年代になり、初めてTeV(1兆電子ボルト)領域への取り組みが始まったことや、String(ひも)模型を代表とする量子重力への取り組みが本格化したことなどにより、論文数が増加している。

※電弱相互作用
物理学において、電磁気力と弱い相互作用と統一した相互作用

論文数の経年変化グラフ

データベース: 

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出典

Thomson Reuters "Essential Science IndicatorsSM(2001-2011)"、"Web of Science®"を基に、JST J-GLOBAL foresightにて情報事業が集計

J-GLOBAL foresight