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カウント方法による分析

論文数上位国を対象に、論文数を整数カウント分数カウント整数カウントと分数カウントの差をデータベース別・分野別に計算したものである。 整数カウントは例えば一つの論文を複数の国で共同執筆した場合、それぞれの国に1本ずつ計上し計算する方法であるのに対し、分数カウントは、一つの論文を国の数で除して計算する方法である。 その差が大きければ、共同執筆が多いことになる。

2011年のESIにおいて、国際共同執筆が多いのはロシアで、論文数は、整数カウントで116本、分数カウントで34.26本、その差は約82本である。 全体の70.5%近くが他国との共同研究である。分野別にみると、物理学の分野が整数カウントで60本、分数カウントで11.68本、その差が約49本となっているので、全体の80.5%が国際共同執筆となっている。 宇宙科学も国際共同執筆の多い分野である。

アメリカ衆国の論文数は、整数カウントで4,367本、分数カウントで3,137.87本、その差が約1,230本で、全体の35.9%が、国際共同執筆となっている。 分野別にみると、宇宙科学の分野で圧倒的に国際共同執筆が多く、2011年には整数カウントで95本、分数カウントで45.82本、その差が約50本で、全体の51.8%が国際共同執筆である。

また、同年の日本の論文数は、整数カウントで536本、分数カウントで341.24本、その差が約195本、全体の36.3%が国際共同執筆で、アメリカ合衆国、中国に続いて、共同執筆の割合が少ない。

次にデータベースWoSでみてみると、2011年のアメリカ合衆国の論文数は、整数カウントで369,690本、分数カウントで305,476.33本、その差は約64,214本、全体の17.1%となっている。 分野別にみると、宇宙科学の分野が最も国際共同執筆が多い。 2011年の論文数整数カウント及び分数カウントにおいて、世界第2位となった中国は、整数カウントで148,657本、分数カウントで129,115.5本、その差が約19,542本、全体の13.1%が国際共同執筆である。 インドよりもその割合が少なくなっている。

WoSの国際共同研究執筆の割合とESIのそれの間で差が少ないのが、アメリカ合衆国で、2011年で11ポイントとなっている。 ロシア、イタリア、インド、スペインは30ポイント以上の差があり、高被引用論文を算出するためには、国際的な共同執筆が必要であることを物語っている。

整数カウント

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分数カウント

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整数カウントと分数カウントの差分

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【差分グラフ1】
整数カウントの値と分数カウント値の差を整数カウントの値に対する割合で示したもの。
この値が大きいほど国際共同研究執筆の割合が高い。

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【差分グラフ2】
差分グラフ1のESIの値からWoSの値を引いたもの。
この値が大きいと高被引用論文で積極的な国際共同研究執筆を行なっている傾向が強いと考えられる。

出典

Thomson Reuters "Essential Science IndicatorsSM(2001-2011)"、"Web of Science®"を基に、JST J-GLOBAL foresightにて情報事業が集計

J-GLOBAL foresight