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米連邦取引委員会とNIH、略取的出版行為に対し訴訟を提起(記事紹介)
2017年12月11日 | 北米・中南米

The Scholarly Kitchenによると、米ネバダ連邦地裁は、連邦取引委員会(Federal Trade Commission, FTC)による出版社の略取的行為に対する訴訟提起に応じ、主なジャーナル出版社や会議運営者に予備的差し止め命令を下した。

 

この差し止め命令はFTCにより提出された証拠を分析した結果、FTCによる要求を許可した場合に「本案勝訴の見込み(is likely to succeed on the merits)」があり、また許可することが公益となるとの判断に基づき下された。

 

FTCはOMICS Groupと関連会社のiMedPub LLCおよびConference Series Ltdが、査読や論文投稿費用など「オンライン学術ジャーナルでの出版と科学会議の開催に関して公正を欠き、虚偽がある」と主張していた。

 

米国立衛生研究所(NIH)も11月3日付けで、"Statement on Article Publication Resulting from NIH Funded Research"(試訳:NIH助成による研究論文に関する声明)を発表し、公開論文の信頼性を保護するため、著者がNIH助成研究論文を信頼できるジャーナルで公開することを勧奨している。

 

[ニュースソース]

Federal Trade Commission and National Institutes of Health Take Action Against Predatory Publishing Practices - The Scholarly Kitchen 2017/12/4


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