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米国出版社協会、Plan Sに対する強い懸念を表明
2018年11月13日 | 北米・中南米,ヨーロッパ

米国出版社協会(Association of American Publishers、AAP)は、11月8日、Plan Sに対する強い懸念を表明した。

 

AAPは、世界の約750人の研究者がPlan Sへの懸念を表明した公開書簡を紹介。「Plan Sは、深刻な、学問の自由の侵害」と結論づけた研究者らの懸念を共有するとした。

 

なお、研究者らが書簡に記したPlan Sへの懸念事項は以下のとおり。

 

  • ハイブリッドジャーナルを禁止するPlan Sにより、既存の高品質なジャーナルの85%への論文投稿が妨げられる
  • 参加と不参加の助成機関との間に分断が生じ、異なる助成機関から助成を受けた研究者同士の共同出版ができなくなる
  • 1つのビジネスモデル(ゴールドOA)のみに限ることが結果的には価格の上昇を招く
  • Plan Sは研究分野間の違いを無視している。全分野に無理やりフィットさせるようなアプローチは、特定の研究分野(化学など)に負の影響を与える

 

[ニュースソース]

AAP, Researchers, Deeply Concerned About Plan S ― AAP 2018/11/08 (accessed 2018-11-09)

 

Plan S Open Letter: Reaction of Researchers to Plan S; Too far, too risky? ― Plan S Open Letter (accessed 2018-11-09)

 

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