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STI Updates

英米の書籍出版業界、「デジタルブックコンテントの識別」について提案

米国のBook Industry Study Group (BISG)と英国のBook Industry Communication (BIC)は、1月7日、“The identification of digital book content”(デジタルブックコンテントの識別)と題する討議資料を発表した。

Executive Summaryをほぼ全訳の形で以下に紹介する。

配本チェーンにおいては、製本図書とデジタルブックコンテントには酷似の識別ニーズがあるが、ニュービジネスモデルや供給チャンネルの出現により、従来の慣行を見直す必要が生じている。Digital products の識別/記述規準の使用について明確にする喫緊の必要性がある。

ISBNは、Digital productsの供給網内での売買、発見、報告に適していると考えられている。

個別に取引されるDigital manifestation(表示、発現)は、全て固有のISBNが割り当てられ、出版者は「識別が必要な範囲でProductsを識別する」という原則を採っている。

DOIは、ISBNの代用にはならないが、ウェブ上でのコンテント発見を可能にする重要な識別子である。

出版者等は、同じtextual work(著作物)の異なるmanifestationsを結びつける手段として、International Standard Text Code (ISTC)の採用を検討すべきである。

特にDigital productsが仲介者経由で取引され、ロイヤルティー支払いや経営情報のために正確な営業報告が必要な場合、出版者は識別子割り当てに関する慣行を見直さなければならない。

同一workの全Digital manifestationsに一つのISBNのみを使用したり、ISBNに似せた13桁の識別子を使用するのは是非避けたい。

[ニュースソース]
The identification of digital book content