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研究データ共有の基本単位は研究論文であるべきという主張とその理由(記事紹介)
2020年09月10日 | ヨーロッパ
Scholarly Kitchenは、9月3日、"Articles Are the Fundamental Unit of Data Sharing"と題する記事を公開した。

 

本記事は、CODATAの「研究データに関する北京宣言」や、世界的研究機関による「ソルボンヌ宣言」などにおいてFAIR(Findable, Accessible, Interoperable and Reusable)原則を重視しているが、FAIR原則はデータをどのように共有するのかという "How"の問いにしか答えられていないと指摘。

 

さまざまなデータセットがある中で、研究者が研究データポリシーに準拠するために、またジャーナル、助成機関、研究機関が研究者に対して共有すべきデータセットを明示するために、どのデータを共有するのかという"What"に対する答えが重要であり、その答えとして、データ共有の基本単位は論文(にひもづく研究データ)であるべきと主張している。

 

論文にひもづく研究データセットを基本単位とする理由として、識別が簡単であること、将来収集されるものではなくすでに収集されたものを反映していること、論文は公開を意図したものであり、それにひもづく研究データの共有がなされるまで論文自体も公開されない場合があることなどを挙げている。

 

[ニュースソース]

Articles Are the Fundame​​ntal Unit of Data Sharing ― Scholarly Kitchen 2020/09/03 (accessed 2020-09-08)

 

[参考資料]

【20-21】「研究データに関す​​る北京宣言」日本語訳公表 オープンサイエンス推進狙い日本学術会議 ― SciencePortal Chaina 2020/08/24 (accessed 2020-09-08) ​