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STI Updates

EMBO、CSHLらと協同で分散型ピアレビューエコシステムの基盤となる"DocMaps"のパイロットの開始を発表
2021年09月09日 | 北米・中南米,ヨーロッパ

EMBO(European Molecular Biology Organization、欧州分子生物学機構)は、8月26日、CSHL(Cold Spring Harbor Laboratory、コールド・スプリング・ハーバー研究所)、eLife、Knowledge Futures Groupと協同で、分散型ピアレビューエコシステムの基盤となる"DocMaps"のパイロットを開始すると発表した。

 

本パイロットは、CSHLが運用するbioRxivおよびmedRxivのサーバーに投稿されたプリプリントのピアレビューやそのほかの評価に、新たにDocMapsのフレームワークを試験的に導入するもの。

 

DocMapsは、文書作成プロセスを体系的に記述するシステムで、文書の編集履歴などのコンテクストデータや、コミュニティーグループやピアレビュープラットフォームがどのようにプレプリントを評価しているかに関するデータを提供できる。これにより、分散した相互運用可能なインフラ内でのピアレビューの交換や統合、公開が容易になるという。

 

ピアレビューは、EMBOの"Early Evidence Base"やeLifeのScietyプラットフォームにも統合される。

 

本パイロットは使用例を特定しているが、最終的な目標はDocMapsの拡張性を利用して、学術出版などの多様な文書をカバーすることだという。

 

[ニュースソース]

Open science organizations collaborate on Do​cMaps – the foundation for a distributed peer review ecosystem ― EMBO 2021/08/26 (accessed 2021-09-07)

 

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