NISTEP、大学・公的機関の特許出願傾向を公表

2008年11月10日

日本

科学技術政策研究所(NISTEP)は、11月6日、2006年および2007年に発行された52大学および5公的研究機関からの特許出願について、第3期科学技術基本計画が定める重点推進4分野および推進4分野(重点8分野)へ分類・調査した結果を公表した。

報告書によると、
「(1) 本調査対象機関は日本全体に比べ、重点8分野に分類される割合が高い。日本全体では、全特許出願の約45%が重点8分野に分類されるが、本調査対象機関では、約74%が重点8分野に分類されている。
(2) 重点8分野の中では、日本全体では情報通信分野における出願が最も多い。一方、本調査対象機関ではナノテク・材料分野における出願が最も多く、次いでライフサイエンス分野が多い。」
とのことで、科学技術基本計画で重点領域とされた分野が大学や公的研究機関では多くを占めることが明らかになった。

[ニュースソース]
調査資料-160 大学および公的研究機関からの特許出願の重点8分野別ポートフォリオ - NISTEP, 2008/11/6