米国:「被引用件数」信仰は止めよう(研究論文)

2009年02月23日

北米・中南米

ロスアラモス国立研究所のJohan Bollenら4名が、2月12日、学術論文のインパクトを計る39の手法を比較調査した結果“A principal component analysis of 39 scientific impact measures”を発表した。

従来、学術論文のインパクトを計る指標として被引用件数(citation counts)が重視されていたが、デジタル時代では新手法を採るべきとして、ソーシャルネットワーク分析と利用記録に基づく39の手法を提案し比較調査したもの。

インパクトは、一つの指標で計るのは適切ではなく、多次元構成で計るべきであり、被引用件数はその中心には位置しないとしている。

[ニュースソース]
Comparing 39 impact measurements - OPEN ACCESS NEWS, 2009/2/20