米国出版者協会(AAP)は、8月12日、世界貿易機構(WTO)が中国の知財問題に対して下した裁定(全文PDF 491ページ、結論・勧告PDF 9ページ)を、「中国市場で事業展開したい出版社や著作権者にとって大勝利」と称えた。
中国では、著作権侵害や商標偽造など同国特有の知財問題に因り、海外図書雑誌の正規出版社は大損害を被っていた。また、輸入流通制限は海外出版社の中国事業を阻んでおり、中国のWTOコミットメント違反だとして米通商代表部(USTR)が提訴していた。
今回の裁定により、コンテンツの正規制作者の権利が保護され、公正な事業展開が担保されるようだ。
[ニュースソース]
Publishers Applaud WTO Decision in China Market Access Case – AAP, 2009/8/12