James Edgar Till氏が、ブログ"Be openly accessible or be obscure"で、2008年の4ヶ月間(4月7日~8月7日)にPubMed Central(PMC)に収載された論文の件数と割合を4つのサブタイプに分けて分析している。
(Summary試訳)
4ヶ月毎のPMC収載論文数は、2008年4月7日~8月7日で、23,960件。4つのサブタイプ毎の件数と推定割合は以下のとおり。
1)一般公開されている著者論文(author manuscripts)は7,346件(全体の30.7%)。
2)Embargo(全文掲載猶予期間)中の論文は378件(同1.6%)。
3)価格障壁とある種の認可障壁のないLibre OA論文は3,635件(同15.2%)。
4)価格障壁はないが認可障壁のあるGratis OA論文は12,601件(同52.5%)。
上記の割合は、4ヶ月毎の期間中にPMCへ投稿される論文の50-60%がNIH助成研究論文だと推測すると、NIH助成研究論文のサブセットの割合と大差はなかろう。
なお、2009年8月14日(JST 13:35)時点での著者論文総数は50,783件。
[ニュースソース]
A taxonomy of articles in PubMed Central – Be openly accessible or be obscure, 2009/8/12