欧州:PEER、著者・読者の利用傾向調査の実施チーム決定

2009年08月26日

北米・中南米

出版社、図書館、研究コミュニティーからなるプロジェクト、PEER(Publishing and the Ecology of European Research)は、8月25日、公募していた利用動向調査について、ラフバラ大学とユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの調査チームがあたることに決定したと発表した。

この調査により、論文の著者や読者の行動分析を通して、オープンアクセスのための大量デポジットによる学術雑誌とリポジトリの利用傾向の変化や、著者・読者に対してリポジトリの果たす役割、デポジットされた文献の出自や使われ方などが明らかにされる。中間報告が2009年秋、最終報告が2011年半ばにされる予定で、この結果を受けて、著者によるアーカイブと既存の出版システムがいかにして共存できるかが評価されることになっている。

[ニュースソース]
Appointment of teams for Behavioural and Usage Research - PEER、2009/8/26

[関連記事]
PEERプロジェクト、学術雑誌とリポジトリに対する著者と利用者の行動調査を国際公募 - カレントアウェアネス、2009/1/7