グーグルブック検索を巡ってGoogle社と作家団体や出版業界が合意した和解に関し、8月26日、これに反対する同盟"Open Book Alliance"(OBA) が結成された。そのミッション(試訳)は以下のとおり。
「書籍の大規模デジタル化は、消費者、図書館、研究者、学生に極めて大きな価値をもたらす(ことを担保する)。OBAは、その促進・保護に取り組む。保護することにより、書籍の大規模デジタル化・出版はオープンで競争的であるべきだと断言する。これを達成する作業は、公然と実施されるべきであり、健全な公共政策に基づくべきであり、個々の商業的利益のためではなく、消費者の長期的な利益増進の必要性に留意すべきである。OBAは、グーグル、米国出版者協会(Association of American Publishers、AAP)および著作者団体Authors Guildが世界最大の書籍デジタルデータべースのアクセス、流通、値決めを独占しようとする計画に対抗する。このため、公正で柔軟な解決策を促進し、より確か(robust)でオープンな制度作りを目指す」
現時点で加盟しているのは、次の9社・団体(アルファベット順)
●アマゾンドットコム"Amazon.com"
●米作家・ジャーナリスト協会"American Society of Journalists and Authors"
●米文学誌・報道協議会"Council of Literary Magazines and Presses"
●インターネットアーカイブ"Internet Archive"
●マイクロソフト"Microsoft"
●ニューヨーク図書館協会"New York Library Association"
●SPD社"Small Press Distribution"
●専門図書館協会"Special Libraries Association"
●ヤフー"Yahoo! "
[ニュースソース]
Diverse Coalition Unites To Counter Google Book Settlement - Open Book Alliance, 2009/08/26