マイクロソフトら、電子書籍のバリアフリー化に向け、協力

2010年04月07日

日本

マイクロソフト株式会社は、DAISYコンソーシアム、財団法人日本障害者リハビリテーション協会 と協力し、「DAISY」(デイジー)形式の文書をWordで作成できるソフトウェア「DAISY Translator」日本語版の無償提供を4月6日から開始したことを明らかにした。

「DAISY」フォーマットは、視覚障碍(しょうがい)者や読字障碍者でも読書が可能なように、文章を音声で読み上げたり、読まれている文章のハイライト表示をすることができ、多くの国で障碍者向け電子教科書や電子書籍のフォーマットとして採用されているものの、これまでは文書を作成するために、専用の編集ソフトウェアを使用する必要があった。

今回無償提供を開始したアドインソフトウェア「DAISY Translator」をWordにインストールすることで、Word文書から短時間で「DAISY」の文書(合成音声とテキスト・画像の入ったDAISY 3規格のマルチメディア、もしくはDAISY 3規格のXML)を作成することができるようになる。

製作用ソフトウェアのページ:日本障害者リハビリテーション協会のWebサイト

[ニュースソース]
DAISYコンソーシアム、日本障害者リハビリテーション協会、マイクロソフト 電子書籍のバリアフリー化に向けた取り組みで協力 - マイクロソフト株式会社, 2010/4/6