学術出版協会(Society for Scholarly Publishing、SSP)は、このたび、国際標準化機構(ISO)が標準化を進めてきた国際標準名称識別子(International Standard Name Identifier、ISNI)案を紹介する記事を同協会のサイトに掲載した。執筆者は米国情報標準化機構(NISO)のManaging Director、Todd Carpenter氏。
この国際規格案の策定背景やコンテンツ作成機関と図書館での役割に触れるとともに、OCLCが主導するVirtual International Authority File(VIAF)のデータを踏まえていること、Nature Publishing Group(NPG)とトムソン・ロイターが主導し研究者コミュニティに主眼をおいたOpen Researcher and Contributor ID(ORCID)とは別物であること、ISNIは2011年早々にも制定される予定であることなどを紹介する。
[ニュースソース]
The ISNI and Its Role in Providing Scholarly Content - SSP 2010/12/13