英国:ソーシャルメディアが研究に与える影響(調査報告)

2011年02月25日

ヨーロッパ

ロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ(University College London、UCL)の情報行動・研究評価センター(Centre for Information Behaviour and the Evaluation of Research、CIBER)は、研究サイクルにおいてどのようなソーシャルメディアが使われ、影響を与えているかについてアンケート調査を行った結果"Social media and research workflow"(PDF30ページ、2010年12月14日付)を公開している。
研究者が使うツール同士の相関(P.7)や、研究者がソーシャルメディアの各ツールを研究サイクルのそれぞれのフェーズで用いていること(Fig.15-12, p.17-20)のほか、研究者は出版社に各種プラットフォームから読むことのできるコンテンツやデータへのリンクを強く望んでいること(Table5-6, p.28;データへのリンクは薬学の分野で他分野よりも強く望まれる傾向がある)や、図書館にはGoogleのようなシンプルなインターフェイスを望んでいること(Table7-8, p.29)なども示されている。

[ニュースソース]
CIBER > Are social media impacting on research? First findings from the 2010 Charleston Observatory, 11 November 2010
[関連サイト]
Social Media Lure Academics Frustrated by Journals - The Chronicle of Higher Education, 2011/2/20