国際医療用語集SNOMED-CT、非加盟国も利用可能に

2011年02月28日

ヨーロッパ

国際医療用語集SNOMED-CTを管理・運営している非営利団体るIHTSDO(International Health
Terminology Standards Development Organization, 本部:デンマーク)は、国際的な研究データベースや健康情報IT標準への利用を可能にすると、1月28日に発表した。
これまでは、加盟国は自由に利用できたが、非加盟国の利用はライセンス料を支払わなければならなかった。今回の方針変更により、加盟国・非加盟国にかかわらず、国際的な情報リソースへの利用は自由となった。ただし、すべてのSNOMED-CTデータへの自由なアクセスは、従来通り加盟国と世界銀行が指定した低所得国に限られ、他の国の利用には料金が発生する。

[ニュースソース]
New IHTSDO Policy Facilitates Inclusion of SNOMED CT Terms and Identifiers in International Research Databases, Other Health IT Standards - IHTSDO, 2011/01/28
[関連情報]
柏木 公一. "国際医療用語集SNOMED-CTの成立と概要,日本への影響". 情報管理. Vol. 51, No. 4, (2008), 243-250 .