欧州:セマンティックWebベースの創薬支援用情報基盤を構築へ

2011年06月08日

ヨーロッパ

次世代の創薬を支援するセマンティックWebベースの情報基盤構築プロジェクトが、ヨーロッパの産学官連携で進もうとしている。

これは、現在、製薬会社は内部情報と外部情報の整理統合に多大な重複した労力を費やしているが、大規模計算論的アプローチと相いれず、創薬情報の相互運用は覚束ないとして、single viewのできるセマンティックWebベースの情報基盤"Open PHACTS(the Open Pharmacological Concepts Triple Store)"を構築して共同無償利用しようとするもの。

プロジェクト実施の主体はOpen PHACTSコンソーシアムで、欧州製薬団体連合会(European Federation of Pharmaceutical Industries and Associations、EFPIA)と欧州委員会(European Commission、EC)とのパートナーシップである革新的医薬イニシアチブ(Innovative Medicines Initiative、IMI)から資金提供を受ける。総予算は1,640万ユーロ(19億円強)で実施期間は3年。当初の6ヶ月間でプロトタイプを開発する。

Open PHACTSプレスリリースはこちら(PDF3ページ)。
本件を含む新規プロジェクト関連のIMIプレスリリースはこちら(PDF3ページ)。

[ニュースソース]
Open PHACTS>News>27.05.2011 Semantic 'lego':An information framework to drive drug discovery – Open PHACTS 2011/5/27