米国: EPA、化学毒性・化学物質暴露DBを公開

2011年06月17日

北米・中南米

環境保護庁(EPA)が化学毒性データベース"ToxCastDB"と化学物質暴露データベース"ExpoCastDB"を公開した。

ToxCastDBは、環境化学物質(300物質以上)の簡易分析(500回以上)から得られたデータの検索・ダウンロードが可能で、潜在毒性を予測し、詳細試験を実施すべき物質の優先順位を決めるのに役立つ。現在、更に700物質をスクリーニング中であり、そのデータは2012年に公開される予定。

ExpoCastDBは、家庭や保育センターでの暴露データを統合したもので、食物、飲料水、外気、ダスト、屋内表面、尿などに含まれる化学物質の量も示す。暴露データ要約統計の入手・ダウンロードが可能。今後も対内・対外被曝データが追加される予定。

[ニュースソース]
EPA Improves Access to Information on Hundreds of Chemicals / Searchable databases on chemical toxicity and exposure data now available - EPA 2011/6/15
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