米国: 技術的需要増に追いつかない公共図書館予算(ALA調査報告書)

2011年06月23日

北米・中南米

アメリカ図書館協会(ALA)が"Public Library Funding & Technology Access Study 2010-2011"と題する調査報告書を発表した。

今日の公共図書館は、多くの国民が当てにしている重要な技術的拠点であり、コンピュータ(インターネットや関連サービスなど)への需要が増加しているにも拘わらず、それに見合う予算が伴っておらず、高速接続が課題となっているなどとしたもの。

(いくつかの主な結果)
・公共図書館の99.3%は、コンピュータ・インターネットへの無償アクセスを提供。自館はコミュニティで唯一のインターネット無償アクセス源だとしたのは64%。
・86%は、無償の無線LANを提供。
・70%は、2010年にインターネット利用が増加。
・67%は、電子書籍へのアクセスを提供。
・60%は、2010年度の運営費が横ばいか減少(2009年度は40%)。
・16%は、開館時間を短縮。

[ニュースソース]
New library study: demand up for technology, budget cuts limit access – ALA 2011/6/21