アメリカ図書館協会(ALA)の情報技術政策局(Office for Information Technology Policy 、OITP)が"Confronting the Future: Strategic Visions for the 21st-Century Public Library"(未来と向き合う:21世紀の公共図書館の戦略的ビジョン)(PDF34ページ)と題する報告書を発表した。
新技術の出現と相俟って様々な課題(財政的制約、図書館利用者の性質・ニーズの変化)が待ち受ける中、図書館は如何に速やかな進化を遂げ、今、数十年後に影響を与える戦略的判断を下すべきかを調査研究したもの。
(Conclusion試訳)
これからの30年は、これまでの30年と同様、公共図書館の前には大きな難問が立ちはだかる。図書館の今までの対応は効果的で心強いが、今後は更に厳しい試練が待ち受けていよう。本書に示す選択肢は、図書館に影響を与える経済的・社会的・技術的な力や動向から生じ得る結果に対応するものである。公共図書館は今後もなお存在し続けるだろう。図書館の無い将来は想像できない。図書館が廃れないようにし、情報への無料で公平なアクセスを担保するため、将来を形作る積極的な役割を果たさなければならない。
[ニュースソース]
ALA>News>Future of libraries 'confronted' in new ALA Office for Information Technology Policy report– District Dispatch 2011/6/20