特許庁は6月30日、「特許行政年次報告書2011年版」を公表した。
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(ポイントの一部転載)
○ 2010 年の特許出願件数は、前年とほぼ同様の344,598 件(前年比1.1%減)となった。この背景には、昨今の景気の影響とともに、出願人が特許出願の厳選を行い、事業展開の核となる質の高い特許出願を目指す戦略を採用してきていることが考えられる。
○ 我が国のPCT 出願(特許協力条約に基づく国際出願)件数を見ると、2010 年は32,148 件(前年比7.9%増)であり、2003 年以降、米国に次ぐ世界第2 位を維持している。これは、日本企業の活動が一層グローバル化したこと及び国際的な知的財産権保護の重要性について認識が高まってきたことが背景にあるといえる。
○ 中国の2010 年のPCT 出願件数は、12,296 件(前年比56%増)であり、2009 年にフランスを抜いたのに続き、2010 年は韓国を抜いて、世界第4 位となった。
[ニュースソース]
特許行政年次報告書2011 年版の公表について<産業財産権の現状と課題>~グローバル化に対応した知的財産システムの強化~ - 経済産業省 2011/6/30