アメリカ図書館協会(ALA)が"Trends in Academic Libraries, 1998 to 2008"(学術図書館の動向、1998-2008)と題する調査報告書を発表した。
全米教育統計センター(National Center for Education Statistics 、NCES)が実施した大学図書館調査のデータを分析し、館数、貸し出し・予約、図書館相互貸借(ILL)、商用文献デリバリー利用件数、開館時間、蔵書数・増加数、職員数、支出、電子サービス、情報リテラシー活動などの10年間の変化を明らかにしたもの。
「インターネットが情報提供のconduit(ルート、パイプ役、導管)として成熟するも、図書館スペースの必要性は減少せず、むしろ増大した」と本書を取りまとめたDenise M. Davis氏(サクラメント公共図書館副館長、元ALA研究統計室長)は語る。
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Ten-year study shows increased need for academic libraries – ALA 2011/8/23