論文取消し急増でシステムの弱点が浮き彫り(nature記事紹介)

2011年10月06日

北米・中南米 ヨーロッパ

10月6日付nature に"The Trouble with Retractions"(PDF3ページ)と題する記事が掲載された。

「今週、トムソン・ロイター社の学術文献データベース"Web of Science"に約27,000件の新発表論文が収載されるが、自己剽窃、改ざん、捏造などの研究不正や悪意なき誤謬などにより取り消される論文が年々増加している。最近の論文発表数は10年前に比べ44%増であるのに対し、年間取り消し件数は、10年前の約30件から10倍以上となっている。取り消し論文が引用され続けてミスリードしていることもある。その要因は論文取扱いシステムにある」などとして、現状を分析する。

[ニュースソース]
Science publishing:the trouble with retractions – nature news 2011/10/5