ツイートで引用予測(論文紹介)

2011年12月20日

北米・中南米

Journal of Medical Internet Research(JMIR)に"Can Tweets Predict Citations? Metrics of Social Impact Based on Twitter and Correlation with Traditional Metrics of Scientific Impact"(ツイートは引用を予測できるか? ツイッターに基づく社会的インパクト指標および従来型社会的インパクト指標との関連性)と題する論文が掲載された。著者はカナダUniversity Health Network(UHN)のGunther Eysenbach氏。

(Abstract概要試訳)
【背景】査読論文のCitationsとImpact Factorは、科学インパクト評価指標として認められている。ツイッターなどのWeb2.0ツールは、論文・学術誌レベルの指標を構築し、影響力を計測できる可能性があるが、これら新・旧指標の関係は定かではない。【目的】(1) ソーシャルメディアの声を分析し、論文の社会的インパクトと世間の関心を計る可能性を探る。(2)学術論文発表に関するツイートのダイナミクス、内容、タイミングを調査する。(3)指標が高被引用論文を予測できるほどセンシティブで具体的かを調査する。【方法】JMIR論文へのリンクがあるツイート(2008.7~2011.11)を抽出する。(中略)。論文55件についてのツイート1,573件に対し、ソーシャルメディアインパクトの指標を算出し、17~29か月後、ScopusとGoogle Scholarの被引用データと比較する。(以下略)【結果】(省略)【結論】ツイートは、論文発表後3日以内に高被引用論文を予測できる。(中略)。ツイートに基づく社会的インパクト評価法を、従来型引用指標の補完用に勧める。(以下略)

[ニュースソース]
上述