テネシー大学Tenopir氏が行った調査によると、米国の研究者が閲読した2012年の論文(article)数は月平均22(年間264)と、調査を開始した1977年以来初めて減少した。
1977年当時、月平均の閲読論文数は12~13、1論文あたりの閲読時間は48分であった。1980、90年代には、論文数は増加したが時間数は減少した。2005年には論文数は最も多かったが、閲読時間は32分と減少した。
論文のデジタル化が進み、研究者はその半分以上をPCスクリーン上で閲読している。またログファイルを調べたところ、より短い論文の方がよく読まれていることが分かった。ブログなど他の情報源の重要性が増す中、もはや論文数を問うだけでは十分ではないとしている。
[ニュースソース]
Scientists reading fewer papers for first time in 35 years – Nature 2014/2/3