国立科学財団(NSF)の政策策定機関である国立科学審議会(National Science Board, NSB)はこのたび、"SCIENCE AND ENGINEERING INDICATORS 2014"(SEI 2014)を公表した。
SEIは米国内外の科学・工学分野におけるアウトプット、雇用状況、教育活動などに関する数値データ集(参考:米国科学審議会(NSB) 「科学工学指標2012年版」 の概要 - JST CRDS 2012/3/6、PDF20ページ)で、隔年発表されている。
Natureは、2月6日付記事"China becomes world's third-largest producer of research articles"(参考訳:中国、世界3位の研究論文生産国に)でSEI 2014に示された中国の研究論文の状況を紹介し、「量的には世界3位となったが、質が伴っていない。中国論文を引用したのは韓国と台湾のみ。米国は高被引用論文の生産国であり、研究における創造性の重心は西側にある」としている。