お粗末な研究データ管理の状況(記事紹介)

2014年02月19日

ヨーロッパ

"Nine Worrying Stats on the Effect of Poor Scientific Data Management"(参考訳:お粗末な科学データ管理の影響に関する憂慮すべき9つの統計値)と題するnature記事の概要を紹介する。

データ生成急増
1.世界のデータの90%は2年以内に作成された
2.科学データは毎年30%増

投資は多額もデータ管理は非効果的
3.世界の研究開発費は15兆ドル
4.生成データの多くは消失 – ある調査では毎年17%減
5.20年前のデータは80%が消失

データの多くは検証不可能
6.238件の研究で用いた情報資源の54%は確認不能

時間と費用の浪費
7.2000年以降8万名超が臨床試験に参加するも、論文はエラーや不正で後日取り消し
8.エラーによる論文取り消しは1990年から5倍増

研究資金提供者はデータ管理・共有方針を要求
9."Declaration on Access to Research Data from Public Funding" (参考訳:公的資金による研究データへのアクセス宣言)に34か国が署名。国立衛生研究所(NIH)、医学研究会議(MRC)、ウェルカムトラスト等主要助成機関は申請時にデータ管理計画書を要求。