サイエンス誌は5月29日、The Japan News掲載記事を引用し、「日本政府のポスドク支援に着手」と題し、日米における若手研究者の雇用問題について報じている。
以下、記事より抜粋
日本では、博士課程修了後の研究者数は6,274(1996年)から17,116(2009年)と大幅に増加しているが、彼らに対する正規雇用数は必ずしも確保されていない。日本政府は、大学の研究者支援策のレベルに応じ助成する対策を計画している。
全米科学アカデミー(National Academy of Sciences, NAS) 前プレジデントBruce Alberts氏等がサイエンス誌に寄せた記事を取り上げ、この日本のような取り組みが米国では行われるだろうか、と疑問を呈している。同氏らによる指摘は「アメリカのポスドクシステムのわなにはまった若手科学者のキャリアの前途は暗い。このままでは米国の研究事業は"持ちこたえることができない"」である。
[ニュースソース]
In Japan, Seeking More Jobs for "Posudoku" - Science 2014/5/29