NISO、Altmetricsプロジェクト(Phase1)の成果をまとめた白書のドラフトを発表

2014年06月10日

北米・中南米

米国情報標準化機構(National Information Standards Organization、NISO)は6月9日、新たな論文評価指標の標準化と推奨案の提案を目指すAltmetricsプロジェクトのPhase1における成果をまとめた白書(ドラフト)を発表した。7月18日まで同白書に対する意見を募集している。

同白書では各ステークホルダーによる3回の会合、30回のインタビューを通じて得た250以上のアイデアを凝縮し得られた25個のアクションアイテム(白書P2~3)を示しており、これらは9つのカテゴリー(定義、研究成果、ディスカバリ、研究評価、データの質とゲーミング、グループ化と集約、コンテクスト、ステークホルダーの観点、採択)に分類されている。

詳細な指標の分析よりも論文や作者に対する識別子、閲覧やダウンロードの利用統計のための基準、インフラ構築などが優先順位の高いアクションアイテムとされている。

本内容に基づきPhase2における検討が行なわれる。

[ニュースソース]
NISO Issues Altmetrics White Paper Draft for Comment - NISO 2014/6/9

[関連記事]
Standards:nISO Releases Draft of White Paper With Results From Phase One of Altmetrics Projects, Open For Public Comments Through July 18th - infoDOCKET 2014/6/9