Taylor & Francis、OAに対する著者の意識調査発表

2014年07月01日

ヨーロッパ

英Taylor & Francisが2014年最初の数か月で実施したOAに対する著者の意識調査結果" Taylor & Francis Open Access Survey June 2014"を発表した。OAに関する調査を2013年にも実施しているため、著者の意識の変化やOAに係る議論が意見形成に影響を助けたかどうかなどを窺うことができるとしている。

主な結果概要
● 一般的に肯定的な意見は増加している。
● OAの利点として次の点で強い賛同が大きく増加している。
・定期購読雑誌より幅広い流通を実現できる(38%→49%)
・定期購読雑誌より高い可視性を実現できる(27%→35%)
● 上記のような肯定的なイメージは将来の著者自身の論文発行に関すると曖昧になる。
・著者が将来ゴールドOAで出版するかと尋ねられた場合、47%は分からないと回答。
・グリーンOAの場合、46%がイエス、41%が分からないと回答。
・出版社のリポジトリへの方針に対する理解の欠如が、リポジトリの登録しない一番の要因
・その他の登録しない理由としては、時間が足りない、技術的理解の欠如、見つけやすさに関する懸念、継続性に関する懸念の順で示された。

[ニュースソース]

Findings From Taylor & Francis Open Access Survey (June 2014) Released in New Report - infoDOCKET 2014/6/30