オランダ政府、OAに関する計量書誌学研究報告書を公開

2015年02月02日

ヨーロッパ

オランダ政府はこのたび、オランダのオープン・アクセス(OA)に関する計量書誌学的研究報告書、"Bibliometric study on Dutch Open Access published output"(pdf:15ページ)を公開した。本報告書はオランダ ライデン大学(Leiden University)の研究機関CWTSが実施し、オランダ教育・文化・科学省(Ministry of Education, Culture and Science、OC&W)に報告したもの。

報告書では、Web of Science(WoS)2000年~2013年データと、オープンアクセス(OA)誌をカテゴリー別にまとめたDirectory of Open Access Journals(DOAJ)を使用し、オランダのOAとOA以外で出版された論文数、およびサイテーション・インパクトを算出し、今後10年間のOAの推移をシュミレーションしている。またオランダに次ぎ小国ながら、科学研究、経済的観点から米国に次いで2位に位置付けられるデンマーク、スイスとの比較を行い、オランダのOAの程度とその影響を分析した。