研究評価にORCID IDが必要なわけ(記事紹介)

2015年02月10日

北米・中南米 ヨーロッパ

ORCID 1月27日付ブログ掲載の、米国情報標準化機構(National Information Standards Organization、NISO)Executive DirectorであるTodd Carpenter氏によるWhy Assessment Needs Persistent Identifiers Like ORCIDと題する記事を紹介する。

この記事は、オルトメトリクス指標の標準化を図るNISO Alternative Assessment Metrics (Altmetrics) Initiativeを紹介するもの。このプロジェクトは、オルトメトリクス指標の定義、活用事例、論文のような従来型の学術成果以外の成果の評価方法、オルトメトリクス・データ交換の技術的基盤、永久識別子の採用という5つのテーマをもとに、標準化を図る取組みである。

論文以外の、データ、ソフトウェアコード、ブログ等の学術成果の評価基準への期待は、研究への投資を正当化しようとする研究機関、助成機関等のニーズと相まって、確実に高まっている。記事は、このような新しい評価指標への関心が広がりを見せるに至った背景とORCID ID等の識別子の果たす役割りを解説している。

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2014年12月22日 NISO、Altmetricsプロジェクトのフェーズ2における取り組み内容の提案承認を発表