オープンな材料科学データの時(記事紹介)

2015年02月17日

北米・中南米

2011年米国政府が立ち上げた材料ゲノム・イニシアチブ(MGI)から4年、OSTPのサイトでは、査読論文における結論を裏付けるデータへのアクセスをさらに強化する次のようなジャーナルの取り組みを紹介している。

  • 先進的材料分野のジャーナル13誌は、Open Dataというツールを使用し、論文と一緒にデータセットを共有することができる機能により、インタラクティブなグラフに変えるデータポイントの提供など、著者への新しいデータサービスを開発すると発表した。

  • Minerals, Metals and Materials Society (TMS)発行のIntegrating Materials and Manufacturing Innovation誌は、材料と製造で高まるニーズを解決するため、集約的工学の枠組みを構築する取り組みを集めたOpen Access platformを提供している。論文の裏づけとして提出されたデータセットは、米国国立標準技術研究所(National Institute of Standards and Technology , NIST)運営のデータリポジトリにアーカイブされる。TMSは材料データに特化した「データ記述子」論文モデルもすでに導入している。

[ニュースソース]

It's Time to Open Materials Science Data - OSTP 2015/2/6


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