USDA、助成研究成果のOA化実施計画を公表

2015年02月26日

北米・中南米

北米研究図書館協会(ARL) 2月20日付記事によると、米医療研究・品質調査機構(Agency for Healthcare Research and Quality, AHRQ)と米航空宇宙局(NASA)のほか、米国農務省(Department of Agriculture,USDA)も助成研究成果へのパブリック・アクセスを促す実施画書を公表している。

同省の助成を受ける研究の査読を経た最終稿を、論文の公開後12か月以内に同省が運営するパブリック・アクセス・アーカイブ・システムPubAg小欄記事)に保管することを義務付け、2016年1月1日より施行する。また関係者から意見を聴取し、2017年に方針の見直しを実施するとしている。

デジタル・データについては、段階的方法により行い、また他の助成機関同様にデータ管理計画の提出を要求する。同省の計画書は、データの管理、分析、保管、保存、およびスチュワードシップに関し、他助成機関や民間セクターとの協力により、トレーニング、教育、人材確保の必要性を強調した内容となっている。

[ニュースソース]

AHRQ, NASA, USDA Release Plans for Public Access to Funded Research - ARL 2015/2/20

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2015年02月17日 AHRQとNASA、論文と研究データのOA化に関する計画を公