ネイチャー社、Nature Index 2014年の結果を公表

2015年04月01日

アジア・オセアニア ヨーロッパ

ネイチャー社は3月25日、科学雑誌で公開された論文の貢献度を表すデータベースNature Indexの2014年1月から12月の結果を公表した。この結果から、アジア太平洋(APAC)はNature Indexが対象とする論文の25%以上を占め、高品質な科学論文の算出地域としてその評価を確立したと伝えている。

中国は米国に次ぎ2位の地位を確保した。主な結果は以下の通り。


  • 中国、インド、日本、マレーシア、台湾、タイ、シンガポール、韓国等APAC国の多くは、化学、物理科学に集中
  • インドでは、90%が物理科学と化学
  • 中国は、weighted fractional count(WFC)ベースでは、化学、物理科学、地球科学、環境科学のうち3つの分野でAPACの首位
  • 日本は生物科学で首位
  • ニュージーランドの強みは、地球・環境科学
  • シンガポールは一人当たりの科学者・技術系研究者数が世界で最も高い国の一つ
  • オーストラリアとインドは共同研究率が高く、80%以上はAPAC以外の国との共同研究

[ニュースソース]

Nature Index 2015: Asia-Pacific consolidates reputation as high-quality scientific research power house - ネイチャー 2015/3/25

 [小欄関連記事]

2014年12月24日ネイチャー、Nature Indexによる中国の貢献度を報告