4月9日付けカレントアウェアネス-E No.279号に、「リポジトリの相互運用性:研究情報とオープンアクセスを繋ぐ」と題して、オープンアクセスリポジトリ連合(Confederation of Open Access Repositories、COAR)が2015年2月に公開した「COARロードマップ:リポジトリの相互運用性のための将来的な方向性(COAR Roadmap: Future Directions for Repository Interoperability)」を中心として、リポジトリの動向を解説する記事が掲載されている。
本ロードマップは、相互運用性に関する大きな6つのテーマ、「インパクトと可視性」「使いやすさ」「持続性」「データに関する問題」「(データの)検証と集約」「技術的な問題」と、それらに含まれる具体的な課題を挙げ、課題解決に向けて優先順位を設定することで、相互運用性実現への道筋をつけようとする目的をもつ。また中期的課題として「オープンアクセスの執行状況の監視」「研究データの公開」なども含まれている。