ネイチャー誌は4月15日付け記事“Data visualization:mapping the topical space”では、科学データの可視化をテーマに、新刊書 “Atlas of Knowledge”(著者:インディアナ大学 情報コンピューティングスクール 図書館情報学部 情報科学教授Katy Börner氏)を紹介している。
同書は、統計、時間、地理空間、議題、ネットワークなどのデータを可視化して、研究者、経済学者、政策立案者の合理的意思決定を支援する、マッピング方法の解説書である。
パート1では、被引用数、知名度、国際性、および資金調達に基づいた学術的メリットの評価のように、マイクロレベルで研究を調査し、人口規模、平均余命、国際、GDPなど、複合的、普遍的研究へと発展させ、パート2では地理空間的位置、相関、関連性、傾向、分布をマップする方法など、さまざまなデータ分析と可視化の技術の紹介、パート3では、データの可視化の先駆者たちが描いた象徴的画像を40ページにわたり紹介している。
また、科学データのマッピング技術の紹介サイト“Places & Spaces”も参照願いたい。
[ニュースソース]
Data visualization:mapping the topical space - Nature 2015/4/15