Interlending & Document Supply誌43巻2号掲載予定の、オープンアクセス(OA)文献の複写依頼について調査した論文“Open Access: Help or Hindrance to Resource Sharing?”を紹介する。
本論文の目的は、インディアナ大学-パデュー大学インディアナポリス校(IUPUI)の2012/2013年度間のOA文献への図書館間相互貸借(Interlibrary loan、ILL)・複写依頼を分析し、資源共有におけるOAの役割を考察することである。
OA文献の複写依頼数を、前2年度の総複写依頼数およびOA文献の複写依頼数と比較した。この期間における総複写依頼数は一定であったが、OA文献への複写依頼は増加していた。OA文献のILL依頼を識別する効果的な方法を探すことは、ILL実務者にとって大いに価値がある。
[関連サイト]