F1000とORCIDは共同で、標準となる用語集と永続識別子を使用し、査読活動を引用する実用的方法の開発に着手した。時として非常に長い査読報告書を引用でき、ORCIDなどの成果リストに加えることができれば、科学的理解の向上に不可欠な査読活動を適切に認識する上で大きな前進となる。
Consortia Advancing Standards in Research Administration Information (CASRAI)と共に結成した作業部会では、出版、資金提供、大学の研究管理、会議発表で使用されるさまざまな査読について、基準となるフィールドとビジネスルールを定めるための討議を行い、このたび査読活動のデータプロファイルを公開した。作業部会の結論として、人物(PERSON)、レビュー(REVIEW)、件名(SUBJECT)、組織(ORGANIZATION)を査読の記述に使用すべき引用データ要素とした。
ORCID技術チームは2015年4月から作業部会による提言を実施するための作業に入り、2015年夏にサービスの提供を開始する見込みである。
[ニュースソース]
F1000 and ORCID Partner to Launch Standard for Citing Peer Review Activities – ORCID 2015-05-18