特許庁、注目技術分野における特許の出願動向調査結果を公表

2015年05月21日

日本

特許庁はこのたび、人工知能技術、バイオミメティクス等の、今後の進展が予想される14の技術テーマを選定し、特許出願技術動向調査を実施した。2014年度は新たに中国において出願が急増している6技術分野を中心に、中国特許文献を読み込む調査を実施した。

以下、概要から一部抜粋する。

人工知能技術

・ビッグデータ分析技術の日本への出願件数は多いが、人工知能技術は少ない。

★日本における人工知能技術の進展を促すため、ビッグデータを人工知能の学習のために活用することができる環境を整えることが重要。

 バイオミメティクス

・バイオミメティクスの特許出願件数は米国が多いが、日本、欧州もほぼ同程度。また親水性・疎水性材料に関する特許出願が多く、日本は光学材料、構造発色材料に関する特許出願が多い。

★バイオミメティクスの応用先は今後も材料分野が主流であると考えられ、微細構造の製造技術の更なる技術開発が重要。

 [ニュースソース]

注目技術分野における特許の出願動向調査結果をとりまとめました~知財における日本の強み弱みを見据えた研究開発戦略構築へ~ - 2015/5/19